仕事で一息ついたときや食事のときなど、毎日さまざまな場面でお茶を口にすることがあるでしょう。

お茶は健康に効果的なイメージがありますが、それはなぜなのでしょうか。


お茶の効果の秘密は、茶葉に含まれている成分にあります。

成分ごとの効果を知ると、より健康を意識してお茶を取り入れることができるでしょう。


そこで今回は、お茶の成分ごとの効果、1日に飲むべき量について紹介します。ぜひご覧ください。




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1.お茶は健康に効果的?

お茶は健康的な食生活をサポートしてくれる食品の1つです。食品の機能は以下の3つに分類されますが、お茶はそのうちの二次機能と三次機能を持っています。


・一次機能…健康維持や成長発育など生きるために必要な栄養となるもの

・二次機能…味や香りなど人の欲求を満たすもの

・三次機能…免疫・循環系・神経系など体の機能を調節するもの


お茶が健康に効果的だといわれる理由は、「生体調節機能」である三次機能を持っているからです。

特に、お茶に含まれているカテキンやテアニン、カフェインは他の食品にはあまり含まれていないお茶特有の健康成分です。日常的に摂取することでより健康に効果を発揮してくれるでしょう。


また、「嗜好的機能」である二次機能も持っているため、満足感や充実感を感じることができる食品でもあります。



2.お茶に含まれる成分の効果

カテキンやテアニンといったお茶特有の成分は、具体的にはどのような効果を発揮してくれるのでしょうか。

ここでは、お茶に含まれている成分とそれぞれの効果を紹介します。


カテキン

カテキンはポリフェノールの一種で、お茶独特の渋味を引き出す成分です。

強い抗酸化作用を持っており、日常的に摂取すると動脈硬化やがん、高血圧、糖尿病など生活習慣病の予防効果が期待できるでしょう。

抗菌作用もあるので、口臭対策や虫歯、食中毒の予防にも役立ちます。


また、カテキンを摂取し続けると肝臓での脂質代謝が高まり、体脂肪が減少しやすくなるため、肥満予防効果もあるといわれています。


テアニン

テアニンはアミノ酸の一種で、お茶の旨味を生み出している成分です。

テアニンの含有量によってお茶の美味しさが左右するといわれており、高級茶で有名な玉露などに多く含まれています。


テアニンは神経細胞を保護することでストレスを感じにくくしたり、脳の興奮を抑えてリラックスさせたりする効果があります。


カフェイン

カフェインはコーヒーや紅茶に多く含まれる苦味成分です。

カフェインには中枢神経を刺激・興奮させて身体機能を活発にする効果があります。カフェインの効果として有名な眠気覚ましは、身体機能の活発化によるものです。


また、心臓や腎臓、肝臓の働きを活発にするため、代謝があがる一方で利尿作用もあります。


ビタミン

ビタミンは生物に必要な栄養素のうち、体内では生成できないものの総称です。お茶には様々なビタミンが含まれており、それぞれが異なった効果を発揮します。


例えば、茶葉に多く含まれるビタミンCは、がんや風邪予防に効果があります。カロテンやビタミンEは、それぞれ老化防止やがん予防に役立つといわれています。


ミネラル

お茶にはフッ素や亜鉛、マンガンといったミネラルも含まれています。ミネラルは主に身体の骨や歯を形成する働きや神経・筋肉の機能を正常に保つ作用があります。


フッ素は虫歯予防に、亜鉛は美肌・美髪に、マンガンは体内酸素の活性化に欠かせない栄養素です。



3.1日に飲むべきお茶の量

健康のためにお茶を飲むなら、1日に5杯以上を目安にしましょう。お茶を1日に5杯以上飲むと、カテキンやビタミンの作用により、脳や心臓など循環器系疾患全体の死亡リスクが下がるといわれています。


寝る前にお茶を飲むと虫歯予防にもなります。しかし、カフェインやタンニンの摂りすぎは睡眠障害や神経過敏、便秘などの症状を引き起こす可能性があるため、過剰に飲みすぎないように注意が必要です。



4.まとめ

お茶は食品の中でも「嗜好的機能」である二次機能と「生体調節機能」である三次機能を持っており、心身の健康を保つのに効果的です。


お茶の渋味成分であるカテキンは抗酸化作用や抗菌作用があり、生活習慣病や虫歯・食中毒を予防する効果があります。

他にも、旨味成分のテアニンには脳のリラックス効果が、カフェインは心臓や肝臓の働きを活発にする効果が期待できるでしょう。ビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。


お茶の効果を十分に得るには1日5杯以上を目安に飲むのがおすすめです。ただし、過剰摂取はカフェインやタンニンによる睡眠障害、神経過敏の症状を起こす可能性があるため、適度な量に収めるようにしましょう。

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