緑茶と抹茶、日本を代表する2つのお茶は同じ原料から生まれながらも、その製法、味わいに大きな違いがあります。この記事では、緑茶と抹茶の違いや、それぞれの魅力について解説します。




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緑茶とは?


緑茶とは発酵させずに加工されるお茶の総称で、日本をはじめとするアジアの国々で広く親しまれています。
緑茶と言ってもその種類は多岐にわたり、煎茶、深蒸し茶、浅蒸し茶、玉露、抹茶、粉茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶、釜炒り茶、茎茶、ぐり茶などがあります。
これらの緑茶は、チャノキの葉から得られる茶葉を基に、発酵させることなく加工・製造されます。
日本では「日本茶」というと緑茶を指すことが多いですが、世界には龍井茶や碧螺春といった中国緑茶も存在し、緑茶は多様な文化と伝統を持っています。



抹茶とは?


抹茶は、特に緑茶の中でも独特の製法で作られるお茶です。

摘む前の茶葉を2〜3週間すだれや藁で日光を遮り、作った茶葉を蒸して揉まずに乾燥させたものを、碾茶(てんちゃ)と呼びます。この碾茶を白臼で挽いて粉末状にしたものが抹茶となります。

この方法により、抹茶は鮮やかな緑色を帯び、甘みや旨味が増します。抹茶の主な産地は京都府で、特に宇治地域が有名ですが、愛知県や福岡県、鹿児島県などでも生産されています。
碾茶の生産は被覆栽培が必要なため、特定の環境を持つ茶畑でのみ行われる、貴重なお茶の一つです。



抹茶と緑茶の違いとは?


抹茶は緑茶の種類の一つですが、抹茶と他の緑茶を比べると、違いがいくつかあります。

緑茶と抹茶の違いは、主に製法と飲み方にあります。緑茶の多くはチャノキの葉を蒸して乾燥させ、茶葉の形を保ったまま飲料として楽しめます。
これに対し、抹茶は茶葉を蒸した後に干して茎や葉脈を取り除き、最終的に石臼で細かい粉末状に挽かれます。
緑茶は茶葉を湯で煎じて飲むのに対し、抹茶は粉末状の茶葉を直接お湯に溶かして飲みます。抹茶はその濃厚な味わいと香り、美しい色合いで茶道など日本の伝統文化にも深く関わっています。

色や香り

緑茶と抹茶は、色や香りに違いがあります。緑茶の色は製法や茶葉の種類、産地によって変わりますが、基本的には透明感があり、淡い緑色をしています。
一方抹茶の場合、色は濃厚な緑色で、透明度は低く、視覚的にも濃密な味わいを予感させます。香りについては、緑茶は新鮮な青葉を思わせるような清涼感のある香りが特徴で、これがリラックス効果や爽快感を高めています。
抹茶はその製法から来る甘みや深みがあり、香りもより豊かで深いものがあります。


茶葉

茶葉そのものの形状に注目すると、緑茶は茶葉をそのままの形で楽しむことができます。ぐり茶や煎茶、釜炒り茶など、その形状はさまざまで、それぞれが独自の味わいと香りを持っています。
一方抹茶は、茶葉は細かく粉砕された状態であり、茶葉そのものの形はありません。この粉状の形態が、抹茶特有の滑らかで濃厚な飲み口を生み出しています。


成分

抹茶と緑茶は成分にも違いがあります。抹茶は直射日光が当たらないように育てられるため、苦みがあるカテキンが少なく、その分旨味成分として知られるテアニンが多く含まれます。
また茶葉の栄養をそのまま摂取できるため、食物繊維やビタミンも豊富です。一方緑茶は、ビタミンやミネラル、カテキン等の栄養素が豊富に含まれています。


味の面でも、抹茶は緑茶とは異なる特徴を持ちます。抹茶は緑茶に比べて苦みが少なく、まろやかで甘みが際立つのが特徴です。
これは抹茶の製造過程である被覆栽培に理由があります。被覆栽培では、直射日光を遮ることにより、茶葉内のテアニンがカテキンへと変化するのを抑えることができます。
テアニンは甘味や旨味の成分で、これが保たれることで、抹茶はその独特の甘みとまろやかさを持つことになります。このように、成分面と味の特徴からも、抹茶は緑茶の中でも独特の位置を占めていることが分かります。


飲み方

抹茶と緑茶を楽しむ方法には、その形状からくる大きな違いがあります。抹茶は粉末状のお茶で、その独特の飲み方は日本の茶道文化にも深く関わっています。
抹茶を飲む際には、まず粉末を茶碗に入れ、そこに適量のお湯を加えます。次に茶筅(ちゃせん)を使って粉末とお湯を泡立てるように混ぜ合わせます。

一方、緑茶は茶葉の形状をしたお茶で、その飲み方はよりシンプルです。茶葉を茶こしやティーバッグに入れ、熱いお湯を注ぎ、数分間蒸らしてから飲むことが一般的です。
この方法では、茶葉からじっくりと風味や成分が抽出され、香り高い一杯が楽しめます。抹茶と緑茶では、このようにお茶を楽しむ過程も異なり、それぞれの特性を生かした飲み方があります。



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まとめ

緑茶と抹茶は、日本の伝統的な飲み物として広く親しまれていますが、多くの違いがあります。緑茶は蒸して乾燥させた茶葉から作られ、お湯で煎じて飲まれます。
一方、抹茶は茶葉を粉状にしたものを直接お湯に溶かして飲む点が特徴です。製法や飲み方の違いに加えて、成分や味、色や香りにも差があり、これらの違いがそれぞれ独自の魅力を生んでいます。

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