水を飲むときに「臭いがきつい」「色が気になる」と思ったことはないでしょうか。水は、管理方法によって腐って飲めなくなることがあります。この記事では、水が腐る原因と対策、ペットボトルや水道水など、種類別の保存期間の目安も紹介します。正しい保存方法を知り、水を長持ちさせて安全に飲み続けましょう。
水が腐ることはある?
水は本来、純粋な状態であれば腐ることがありません。とくに水道水は、塩素による殺菌処理がされているため、腐りにくい水といわれています。しかし、不純物の混入や細菌の繁殖によって腐った状態になる場合があります。
水道水やペットボトルなど、どのような水であっても、保存状態や飲み方次第で腐る可能性があるため注意が必要です。
参考:厚生労働省「清涼飲料水中の汚染原因物質に関する研究」
水は腐るとどうなる?主な特徴3つ
・カビ臭や金属臭などの「異臭」がする
・普段と異なる「変色・濁り」が出る
・変な味がしたり、ぬめりが出たりする
水は腐ると臭い・色・味などに変化が現れることがあります。腐った水を飲むと体調を崩すおそれがあるので、水の変化に気づけることが大切です。ここでは、水が腐ったときの状態を具体的に解説します。
カビ臭や金属臭などの「異臭」がする
本来、純粋な水は無臭です。しかし水には、微生物由来の物質などの影響でカビ臭などの異臭が生じることがあります。
また、長期間使用していない水道水では、金属臭が発生することがあるため、しばらく水を流してから汲み直すのがおすすめです。
汲み置きした水やミネラルウォーターに普段と異なる臭いがある場合は、原因を断定せず、飲用を控えましょう。
普段と異なる「変色・濁り」が出る
水は通常、無色透明ですが、細菌などが増殖すると変色や濁りが生じる場合があります。色や透明感に違和感がある場合は飲用を控えましょう。
また、水道水にも色が付く可能性があります。水道水の着色は、配管などが原因の場合もあります。しばらく流しても改善しない場合は、飲用を控えて水道事業者へ相談しましょう。
変な味がしたり、ぬめりが出たりする
水を飲もうとした際や、口にしたときに違和感がある場合は、腐っている可能性があります。水が腐って細菌が繁殖すると、味や性状が変化します。
ペットボトルに限らず、水道水でも汲み置きでもぬめりが生じるケースがあるため注意が必要です。異臭を感じなくてもぬめりがある場合は飲用を控えて処分しましょう。
水が腐る主な4つの原因
・ペットボトルやコップに口をつけて飲む
・水に含まれる塩素濃度が減少する
・開封後、常温で放置する
・保存容器が汚れている
水が腐った状態になる主な原因は、細菌などが繁殖することです。ここでは、細菌などが繁殖する主な原因を4つ紹介します。
ペットボトルやコップに口をつけて飲む
水の入った容器に直接口をつけて飲むと、口腔内の細菌や唾液などが混入しやすくなります。多くの細菌は20℃〜50℃程度の温度で増殖しやすいため、常温で水を放置していると細菌が増える可能性が高くなります。
混入した細菌が水の中で繁殖すると、水が腐る直接の原因につながるため注意が必要です。
参考:厚生労働省「清涼飲料水中の汚染原因物質に関する研究」
水に含まれる塩素濃度が減少する
水道水には、殺菌を目的として塩素が含まれています。水道法施行規則では、給水栓の水に含まれる遊離残留塩素を0.1mg/L以上に保つことが定められています。この濃度が低下すると、細菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。
沸騰させたり浄水器を通したりすると残留塩素の消毒効果が失われ、雑菌が繁殖しやすくなるため、早めに使い切りましょう。また、汲み置きする場合は、直射日光を避けて保存することが大切です。
参考:e-Gov法令検索「水道法施行規則」
参考:東京都水道局「塩素消毒|水質に関するトピック」
開封後、常温で放置する
ペットボトルを開封すると、空気中の雑菌などが入りやすい状態になります。一般的に、食中毒を招く細菌の多くは20〜50℃程度で増殖しやすいといわれています。
開封した水を常温で放置すると菌が増殖する可能性があるため、保存温度には注意が必要です。開封後は、すぐに飲みきるか冷蔵して細菌が繁殖しにくい状態で保管しましょう。
参考:政府広報オンライン「食中毒予防の原則と6つのポイント」
参考:一般財団法人 食品分析開発センターSUNATEC「清涼飲料水における開封後の微生物汚染とその挙動」
保存容器が汚れている
水道水を保管する場合、保存容器が汚れていると、容器に付着した細菌などが水に混入し、衛生状態が悪化しやすくなります。汲み置きには清潔でふたのできる容器を使い、できるだけ空気に触れないよう、口元まで水道水を入れましょう。
保存容器を清潔な状態に保つことも、水を衛生的に保存するためのポイントです。
参考:政府広報オンライン「食中毒予防の原則と6つのポイント」
【種類別】水が腐るまでの期間はどれくらい?
| 水の種類 | 保存期間・期限の目安 |
| ペットボトルの水 | 【未開封の場合】 通常:2年程度 長期保存用:5〜10年程度 【口をつけた場合】 当日中 |
| 水道水 | 常温:3日程度 冷蔵:10日程度 |
| 沸騰させた水道水 | 基本的に保存には向かない |
水の種類や保存状態によって、保存期間や賞味期限の目安は異なります。ここでは、日常でよく使う水の種類別に、保存できる期間の目安を解説します。
【ペットボトルの水】未開封は賞味期限を目安に・口をつけた場合は当日中が目安
未開封のペットボトル水の賞味期限は、一般的なもので約2年(※)、長期保存用で5〜10年程度が目安です。一方で、直接口をつけて飲むと唾液や口腔内の細菌が入り込む可能性があるため、その日のうちに飲みきりましょう。長持ちさせたい場合は、直接口をつけずにコップへ注ぎ、開封後は冷蔵保存するのが大切です。
なお、詳しい保存方法や期限については、必ず製品の表示を優先してください。
※保存容器や種類によっては、1年表記のものもあります。
参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(5)」
【水道水】常温で3日程度・冷蔵で10日程度保存できる
水道水は殺菌された状態でパックされているわけではなく、蛇口から出して容器に入れて保存するため、細菌が混入するリスクがあります。ただし、残留塩素の効果があるため、清潔な密閉容器に満水で入れ、直射日光を避ければ、常温で3日程度、冷蔵で10日程度であれば保存できるでしょう。(※)
なお、浄水器を通した水は塩素の消毒効果が弱まるため、飲用のための長期保存には向きません。
※上記はあくまで目安です。夏場や気温が高い時期は傷みやすいため、なるべく早めに飲み切ることをおすすめします。
参考:警視庁ホームページ「水道水、意外と保存が可能です」
参考:鹿児島市「水道水の保存期間はどれくらいですか。」
参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(5)」
【沸騰させた水道水】基本的に保存には向かない
水道水を沸騰させると残留塩素が抜けてしまうため、水の保存性は低下します。飲用のための保存には向かないため、必要な分だけ沸かし、早めに飲みきりましょう。家庭で沸騰させた水は、衛生管理された環境で充填・密封されたものではないため、長期保存には不向きです。
参考:鹿児島市「水道水の保存期間はどれくらいですか。」
水を長持ちさせる4つの方法
・未開封の状態で保存する
・冷蔵保存する
・容器に口をつけて飲まない
・密閉できる清潔な容器を使う
水は保管方法を工夫すれば長持ちさせることができます。ここでは、水を長持ちさせるのに有効な4つの方法を紹介します。
未開封の状態で保存する
ペットボトルのような市販のパックされた水は、開封しなければ長持ちします。未開封で表示どおりに保存すれば、賞味期限まで品質を保ちやすいのが一般的です。
賞味期限内にもかかわらず異臭や濁りなどの異常がある場合は飲用を控え、メーカーへ問い合わせましょう。
冷蔵保存する
水道水や開封後のペットボトル水など、外気に触れた水は冷蔵保存しましょう。保存温度を低くすることで細菌が繁殖しにくくなり、日持ちがよくなります。
飲みかけの水はすぐに冷蔵庫に入れて冷やしておくのがおすすめです。冷蔵庫で保存する際も、期限にかかわらずなるべく早めに飲み切るようにしましょう。
容器に口をつけて飲まない
ペットボトル容器に口を直接つけると細菌が混入しやすくなり、日持ちが悪くなります。一度で飲み切れない場合はコップに注いで飲むようにして、ペットボトルに細菌が入らないようにしましょう。
密閉できる清潔な容器を使う
水道水などを冷蔵保存する場合は、容器を常に清潔に保つことが大切です。煮沸消毒できる容器は取扱表示に従って消毒し、耐熱性のない容器は洗剤で洗浄して十分に乾燥させてください。
密閉できる容器を使えば、空気中の細菌などが入りにくい状態をキープできるでしょう。
腐った水を飲んだらどうなる?もしものときの対処方法
| 腐った水を飲んだ際に起こりうる症状 |
・吐き気 ・嘔吐 ・下痢、腹痛 |
| 腐った水を飲んだときの対処法 |
・吐き気や下痢などの症状が出た場合は、早めに医療機関を受診する ・下痢止めなどの市販薬は、自己判断で服用しない ・すぐに症状が出ない場合もあるため、体調の変化に注意する |
細菌などに汚染された水を飲んだ場合、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れることがあります。原因によって症状が出るまでの時間は異なるため、体調の変化に十分注意してください。
嘔吐や下痢が出た場合は新鮮な水を少量ずつ補給し、早めに医療機関を受診しましょう。下痢止めなどの市販薬は自己判断で服用せず、医師の指示に従ってください。
飲みやすくてやわらかな口あたり!LIFEDRINKの「彩水-あやみず-」
水を腐らせずに飲み続けたい方には、適切に製造・密封されたペットボトル飲料を選ぶのも一つの方法です。LIFEDRINKの天然水「彩水-あやみず-」は、国内の採水地から汲み上げた国産の天然水です。
【彩水-あやみず-がおすすめの理由】
・国内4カ所の採水地から汲み上げる天然水
・やわらかな口あたりで飲みやすい
・メーカー直送で低価格、まとめ買いにも対応
彩水-あやみず-は、富山県朝日町、栃木県佐野市閑馬町、三重県尾鷲市、静岡県御殿場市の国内4カ所で採水される天然水です。やわらかな口あたりで、すっきりと飲みやすいうえに、雑味が少ない味わいなので、料理や水割りにもおすすめです。
メーカー直送のため低価格で購入でき、まとめ買いやストックにも向いています。日常使いやストックに取り入れ、賞味期限を確認しながら使えば、水を管理しやすくなるでしょう。
水が腐る期間や飲む際の注意点に関するQ&A
・Q.なぜペットボトルの水に賞味期限がある?
・Q.少し臭いがする水でも、沸騰させれば飲んでもいい?
・Q.備蓄水は期限が切れたら捨てるしかない?
水が腐るまでの期間や飲む際の注意点について、疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、よくある質問に回答します。
Q.なぜペットボトルの水に賞味期限がある?
A.密封されていても、品質が変化する可能性があるためです。
適切に製造・密封された未開封のペットボトル水は、細菌が繁殖しにくい状態です。しかし、ペットボトル容器にはわずかな通気性があり、長期間保存すると「中の水蒸気が蒸発して表示容量を下回る」「外からの臭いが移る」といった品質変化が起こる可能性があります。
そのため、本来のおいしさと品質を保てる期間として賞味期限が設けられています。
Q.少し臭いがする水でも、沸騰させれば飲んでもいい?
A.控えた方がよいでしょう。
飲用水に普段と異なる臭いがある場合は、何らかの変化が起きている可能性があります。安全性を確認できないため、たとえ沸騰させても飲用は控えましょう。
Q.備蓄水は期限が切れたら捨てるしかない?
A.未開封であれば、必ずしも捨てる必要はありません。
期限切れで飲むのが不安な場合は、捨てるのではなく、手洗いや生活用水、掃除用として再利用するのがおすすめです。
備蓄水の期限切れを防ぐには、日常的に消費しながら買い足す「ローリングストック」の活用が有効です。
正しい知識を取り入れて、水を安心して飲み続けよう
水そのものは基本的に腐りませんが、細菌や有機物が混入し、細菌が増殖すると、臭いや変色が発生して腐った状態になる場合があります。水を長持ちさせるためには、開封後に常温で放置せず、清潔に扱って冷蔵保存するのがポイントです。水道水は、清潔な密閉容器に満水で入れ、直射日光を避ければ、常温で3日程度、冷蔵で10日程度保存できます。未開封のペットボトルの場合、製品の賞味期限と保存方法に従いましょう。
水を長持ちさせるには、水の種類に応じた保存期間を把握し、開封後は清潔に扱って適切に保存することが大切です。日常用・備蓄用の水を選ぶ際は、賞味期限や保存方法も確認しておきましょう。LIFEDRINKの「彩水-あやみず-」は、日常使いとストックの両方に取り入れやすい国産天然水です。ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。